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宗教

日本人が知らないハロウィーンの恐怖の真実

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10月に入ると、何やら店先の特設コーナーが、笑うかぼちゃや、蜘蛛、コウモリ、魔女などの絵でいっぱいになる。オレンジと黒を基調としたお菓子、飾り、コスチュームなど商品はバラエティに富み、この時期には、自治体や商店会、テーマパークなどでもこれにちなんだ様々なイベントが行われる。今日では読者の皆さんもおなじみのハロウィーンである。

筆者も子供が小さいころ、近所のこども会が毎年開催するハロウィーンコスチュームのコンテストと、近所を回ってお菓子をもらうイベントに何回か参加したことがある。その頃、このようなイベントはまだ珍しかったため、遠方から友人親子がわざわざ参加するために来るほどだった。しかし、今ではハロウィーンはクリスマスの次に人気があると言ってもいいくらい、身近な祭りとして人々の中に受け入れられつつある。

ハロウィーンについてのウィキペディアを見てみると、「古代ケルト人を起源とし、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事」として記載されている。それが今ではシンボル的なものだけが残り、宗教的な意味合いはなく、特に子供が楽しめる行事として定着したということだ。「ハロウィーンってなに?」と疑問に思ったあなたも、このような記事を読めばちょっと安心して、不気味なもの(幽霊、魔女、悪魔、コウモリ、ゾンビなど)もあるけれど、仮装やお菓子もあるし、親子で楽しめる行事だと結論づけるのではなかろうか。

しかし、そう簡単に結論を出す前に、ハロウィーンにまつわる以下の話に耳を傾けてもらいたい。そのうえで、これが自分にとって家族にとって良いものなのかを吟味しても遅くはないだろう。

ハロウィーンの由来は、古代ケルト人のドルイド(ケルト人社会の祭司)が行う「サーウィン」祭である。この祭りは10月29日~31日の3日間行われ、太陽神に人間と動物の生贄が捧げられた。「サーウィン」祭はまた、死人のための祭りでもあった。ドルイドたちはストーンヘンジにかぼちゃを持って集まり、儀式を行った。かぼちゃは「棺桶のろうそく」と呼ばれ、生贄として捧げられた人間の脂肪が注がれて火がつけられた。

FreeImages.com/Ted Rosen

ドルイドたちはこの「ろうそく」を持ち、近隣の家々を回ってドアをノックし、「トリック・オア・トリート!」と叫んだ。彼らの目的はお菓子ではなく、その家に仕えているしもべのうちの1人を生贄としてもらい受けることである。それが「トリート」の意味であり、生贄を提供した家には、人間の脂肪が入った「ろうそく」が与えられ、その家の家族は祭りに招集されている悪霊たちから守られることになっていた。もし生贄を提供しなかった場合、丸い円に6つの星のマークが家の入り口に血で描かれ、これは悪霊を呼び込み、その家の人々に悪魔の呪いが降りかかることになっていた。これが、現代ではお菓子をもらえなかった子供の「悪戯」として解釈されている「トリック」の本来の意味である。

ドルイドたちは生贄の前で、ぐつぐつ沸いた大なべにりんごを放り込み、手を使わずに歯だけでリンゴが取らせた。1回で成功した者は自由になった。しかし、失敗した者はその場で首をはねられた。成功した者も、沸騰したなべの熱で目に重いケガを負うことも少なくなかった。そして参加しなかった者は、生贄として火で焼かれた。ドルイドたちは、生贄の血を流し、臓器を取り出して食べることさえあった。これが、ハロウィーンの「トリック・オア・トリート」、そしてハロウィーンには欠かせない「アップル・ボビング」と言われるゲームの由来である。

確かに昔は宗教的な意味合いが強く、血なまぐさい歴史もあったかもしれないが、今は楽しいお祭りに変わったのだから、そんなにこだわらなくてもいいじゃない、と思うかもしれない。しかし、本当にそうだろうか?ここである人の証言に耳を傾けてみよう。

ジョン・ラミレスは、プエルトリコに生まれ、幼いときに家族でニューヨークに移民し、8歳のときにサンテリア(キューバに古くから伝わるブードゥー教)の儀式を通して高司祭となった。それから25年間、この悪魔崇拝の宗教に身を捧げたが、その後イエス・キリストに出会い、脱退してクリスチャンとなった。現在は自身のミニストリーの牧師として活躍している。

John Lamirez / Thunder and Light Studios

そんな彼があるラジオ番組で、自身も過去に深く関わっていたハロウィーンについての秘密を暴露した。これは、過去に起きたハロウィーンではなく、今現在、ハロウィーンに際して起こっていることである。視聴者からの質問に答えて彼はこう説明した。

「ハロウィーンにつきもののかぼちゃは、川を支配する悪霊の象徴です。かぼちゃをドアのところに置くと、悪霊がかぼちゃを通して働き、家の中に入ってきます。悪魔は、大人や子供が衣装を着てハロウィーンを祝うことを喜びます。なぜなら、ハロウィーンを祝うことは、悪魔を呼び寄せることだからです。悪魔を家に呼び寄せることで、聖書(申命記7章9節)に書かれているように、家族4世代が呪われることになるのです。

ハロウィーンの時期にお店で売られているお菓子にも呪いがかけられていることがあります。魔女というのは実際に存在しますから、自宅で買ったお菓子に呪いをかけ、もらいに来る子供たちにそれを配っているケースもあるのです。

ハロウィーンに衣装を着て、自分以外のものに化けるということは、自分のアイデンティティが変わることであって、これは悪魔の攻撃に自分を明け渡すことになり、悪魔はあなたのアイデンティティを盗んでいきます。あなたが悪魔に化けようが、天使に化けようが関係ありません。私が悪魔崇拝者であったとき、10月31日にクリスチャンや私の邪魔をする人を殺すために、1~2週間前から準備をし、呪いをかけていました。

ニュースを見てください。ハロウィーンの日にどれだけ多くの人が刺され、撃たれ、殺され、また失踪するかを。悪魔のすることは、人間を罠にはめ、盗み、殺し、滅ぼすことに他なりません。悪魔にとってハロウィーンは欠かせないものです。あなたは年に1回ハロウィーンを祝うことで、悪魔にひれ伏し、自分の家庭、家族、結婚生活、子供の権利を悪魔に売り渡すことになるのです。私は25年間、悪魔の手先としてこれを実行してきました。」

現代のハロウィーンに関しては、更に戦慄する事実がある。

ハロウィーンの日に世界中で行われる悪魔崇拝の儀式で、今でも人間が生贄として捧げられているというのだ。生贄の犠牲者は、連れ去られた子供たちだ。10~12才のある程度親の手を離れた年齢の子供たちが大勢コスチュームを着て街を歩いているのは、誘拐するのに好都合である。実際、アメリカでは例年、ハロウィーンの夜に多くの子供たちが行方不明となっている。しかし最近は、以前ほどではなくなった。なぜなら、今はその代わりとして、妊娠中絶の胎児が生贄と血の儀式に使われるようになったからだ。・・・

読者の中には、悪魔などは迷信に過ぎず、ただ子供たちが大勢暗い時刻に外出することで、犯罪が行われやすくなっているのだ、と言う人もいるかもしれない。しかし、世界には、実際に悪魔を崇拝するグループが存在し、礼拝儀式を行っているのである。そこで25年間を過ごした人間の証言を、単なる迷信や都市伝説として片づけるべきだろうか。

オーストラリアの探検家及び考古学者のジョナサン・グレイは、著書の中でこう書いている。

「民話や伝承は、歴史の化石であり、彩り豊かな話の形で、歴史を保存するものなのである。それは、作り話の寄せ集めではない。世代から世代へ伝えられる過程で、歪められ、あるいは忘れられる事実はあっても、現実に起こった過去の出来事を伝えるものなのである。・・・伝説は、常に、一つの事実に立脚するものなのである。

「契約の櫃」(株)徳間書店 p.53~54

古代の伝説と民話、そして現代の都市伝説も、必ずそこには真実が含まれているものだ。このような背景を持った祭りを祝うために幽霊、蜘蛛、コウモリ、ゾンビ、どくろ、魔女、悪魔などで家を飾り、普段の自分とは違うものに化けることが、本当にあなたの好むことなのか?子供たちにも親しんでもらいたいことなのか?この秋、ぜひ、考察してもらいたい。

《参考文献》A Call for Uprising, John Ramirez’s Warning about Halloween
《Top image credit: Inverse

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エンタメ

COVID-21 致死のウイルスは現実のものとなるのか!?

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COVID-21という本を買ってみた。著者はダレン・ホロウェイという人だ。アマゾンで検索してみたら同じタイトルの本が何冊も出てきたが、これは約60ページで比較的短い。

この本の主人公エディは、イギリスで生まれ育った20代の若者だ。どちらかというと品行方正な家族の中で、彼だけがはみ出し者であり、ギャングのリーダーとしてドラッグの取引に手を染めていた。ある日彼はひょんなことでひき逃げ事件を起こしてしまう。被害者はベビーカーの赤ん坊と若い母親で、2人ともこの事故で命を失ってしまった。罪悪感にさいなまれた彼は、警察に出頭する代わりに、自らを罰しようと人里離れたところへ出て行き、文明からまったく切り離された生活を始めて、5年の歳月が流れた。

ある日ふと、エディは街に戻ってみようと思い立つ。久しぶりに戻ったロンドンは、いつも通りの雑踏だった。最初に目指したのは父親のオフィスだ。死んだと思い、葬式まで出した息子に再会した父親は、5年前のひき逃げ事件を初めて知らされて、彼に出ていくように命じた。父親が車椅子の不自由な身体になっていたことにショックを受けたエディは、何が起こったのかを尋ねるが、父親は「COVID-21」としか答えない。そして、わけのわからないエディの目の前で、突然すべての動きが止まり、父親や秘書の女性が下を向いたまま動かなくなってしまった。エディがあわてて外に出ると、すべての人間が全員下を向いて動かなくなっていた。どこを見ても動いているのは彼だけである。と思うまもなく、サイレンが鳴り始め、警察が追ってきた。

間一髪逃れたエディ。今度は昔の仕事仲間の家へ向かった。久しぶりに会ったボスのレロイから聞いたあらましはこうだった。

--COVID-19のパンデミックから約2年後に、別のパンデミックが起こった。それがCOVID-21である。このパンデミックで、世界人口の3分の1が命を落とした。COVID-21は、COVID-19に比べて致死率が5倍も高かった。しかし、迅速に開発されたワクチンのおかげで、パンデミックは収束した。ワクチンにはマイクロチップが含まれていた。このマイクロチップが一旦体内に入ると、除去することは不可能である。このマイクロチップにより、政府がすべての人間を制御することが可能になった。街の人間の動きがすべて止まっていたのも、このマイクロチップのせいである。人は政府に対して何の力も持たないが、政府は個人個人の人生、経済、仕事、人間関係などをすべて支配することができる。政府が人の心までもプログラミングすることができるため、犯罪は一切存在しない。警察の唯一の仕事は、エディのようなワクチンを受けていない人間を見つけて捕らえることである。--

ここでエディには2つの選択肢があった。1つは警察に出頭してワクチンを受け、「普通」の生活を送ること(しかし、一部の人間はそのまま消息不明になっている)、そしてもう1つはワクチンを避けて地下に潜り、隠れて生きることである。エディは、地下に潜って生きることを選択したが、物語の最後は意外な結末を迎える。

最初、独裁的な政府が悪だと信じていたエディ。しかし実際は、政府が人々の心を完全に支配し操ることで犯罪のない「平和な世界」を造り出しており、それに対抗している人々こそが秩序を乱し、世界平和をつぶそうとしていることがわかったのだ。地下組織の人々を裏切り、政府に寝がえったエディは称賛され、悪人たちは退治され、世界は完全な政府の支配下で「平和」を取り戻す・・・

これがおおよそのあらすじである。ここでは、結論として政府が善良で、それに対抗する人々が邪悪な存在として描かれており、まるで政府のプロパガンダのようにも思える。

冒頭に記したように、COVID-21というタイトルの本は何冊も出ているが、同じタイトルを冠した映画もある。今年1月に公開されたスリラー・アクション映画「COVID-21:死のウイルス(Lethal Virus)」は、別のコロナウイルスが2021年に出現するという設定で制作された。余談だが、去年12月に公開された映画「Songbird」の設定は2024年で、変異したコロナウイルスCOVID-23が登場する。

COVID-19が出現してからわずか数か月の間に、次々と制作され発表されたこれらの本や映画は何のためだろうか。まだコロナ禍にある世界で話題性を狙い、一儲けしようとしたのか。もちろんその可能性もなくはないだろう。しかし未だパンデミック下で苦しんでいる世界で、更に恐ろしいウイルスの出現を主題にした作品がエンターテイメントとして歓迎されるかどうか。そのせいか、これらの作品の評価は一様に低く、とてもその目的を達成したとは言い難い。

ところが聖書に照らし合わせてみると、また別の見方ができるのである。

聖書によれば、この世界は戦場である。神(=善)とサタン(=悪)との間の、人間の魂をめぐる激しい戦いだ。すべての人間がこの戦いに巻き込まれている。神の側につくか、サタンの側につくか、1人1人に自由意志が与えられているが、選択肢は2つに1つである。中間の立場は存在しない。

そしてこの戦いにはルールがある。

聖書にはこう書かれている。

「まことに主なる神はそのしもべである預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない。」

アモス書3章7節

神が何事かをなそうとするときは、必ずそれを人間に示されるということである。

これがルールの1つである。当然、神に対抗するサタンも同じように、自分がしようとしている計画を前もって公表しなければならない。そこでサタンとその軍勢は、あらゆる媒体(小説、漫画、映画、テレビ等)を用いて、自分の計画を明るみに出すのである。「COVID-21」の本も映画も、その1つといえるのではなかろうか。

この世界には、善と悪との戦いについてのあらゆるヒントが散りばめられている。聖書を学ぶことで、それが見えてくる。ヒントを見逃さないようにしよう。自分自身にとっても、家族にとっても、正しい選択をするために。

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クローズアップ

ローマ大司教がトランプ大統領に手紙!?その驚きの内容とは

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米国大統領選挙の投票日があと4日に迫った10月30日、トランプ大統領を激励する公開書簡がカトリックファミリーニュースに載った。著者は、ローマ大司教、元駐米ローマ教皇大使である。元大使であればローマ教皇の意向を代表しそうなものだが、この手紙ではローマ教皇を「裏切者」と呼び、グローバリストの陰謀に加担する者として非難している。

カトリック教会の高位聖職者がローマ教皇に対して反旗を翻すのは、容易なことではないだろう。職を失い、教会から不名誉な破門の宣告を受けることも辞さずに大司教が公開した手紙は以下の通りである。

(日本語訳)

大統領殿

神と人類に対する世界的な陰謀によって全世界の運命が脅かされているこの時にお話しすることをお許しください。私は大司教として、使徒の後継者として、アメリカ合衆国へのローマ教皇大使として手紙を書いております。市民当局と宗教当局がいずれも沈黙している只中においてであります。私のこれらの言葉を「荒野で呼ばわる者の声」(ヨハネによる福音書1章23節)としてお受け入れくださいますよう。

6月に手紙にお書きしましたように、この歴史的な時に、善の勢力に対する容赦なき戦いに悪の勢力が終結しております。光の子らが現代の霊的指導者に見捨てられて混乱し、秩序を失っている中、敵対する悪の勢力は力強く、秩序があるのです。

普通の家族、人命の尊重、国への愛情、教育とビジネスの自由など、社会基盤そのものを破壊しようとする人々の攻撃が倍増していることを、我々は毎日感じております。各国の首脳や宗教指導者らがこの西洋文化とキリスト教精神の自滅に蹂躙し、市民と信者たちの基本的権利が健康上の緊急事態の名の下に否定されております。この健康上の緊急事態が非人間的な目に見えない独裁的権力を設立するための道具であることが、ますます完全に明らかになりつつあります。

グレートリセットと呼ばれる世界的な計画が進行中です。この企画者は、個人の自由と全人口の自由を大幅に制限するための強制措置を課して、全人類を征服することを望む世界的エリートたちです。いくつかの国では、この計画はすでに承認され、資金提供がなされています。他の国ではまだ初期段階にあります。この悪魔のようなプロジェクトの共犯者であり実行者である世界的リーダーたちの背後には、世界経済フォーラムとイベント201に資金提供し、彼らのアジェンダを推進している悪辣な人物がいます。

グレートリセットの目的は、ベーシックインカムを確保し、個人の借金を帳消しにするという魅力的な約束の背後にある、自由主義的措置の賦課を目的とした健康独裁政権の執行です。この国際通貨基金による譲歩の代償は、私有財産の放棄と、ビル・ゲイツが主要な製薬グループの協力を得て推進したCovid-19およびCovid-21ワクチン接種プログラムの順守です。グレートリセットの推進者を動機付ける莫大な経済的利益の先には、ワクチン接種の執行に健康パスポートとデジタルIDの必要性が伴い、その結果、全世界人口のコンタクトトレーシングが行われることになります。これらの措置を受け入れない者は、収容所に閉じ込められるか自宅軟禁され、すべての財産が没収されます。

大統領殿、すでにいくつかの国では今年の終わりから2021年の最初の3か月間にグレートリセットが実行されることはご存じでしょう。この目的のためにさらなるロックダウンが計画されており、これは想定されるパンデミックの第2波および第3波によって公式に正当化されることになります。パニックを起こさせ、個人の自由に対する厳格な制限を正当化し、世界的な経済危機を巧みに引き起こすために展開された手段をよくご存じのことと思います。その企画者の意図は、この危機により、国家がグレートリセットを頼みとせざるを得ないようにすることです。これによって彼らがその存在とまさにその記憶を完全に消滅させようと望む世界に最後の打撃が加えられることになります。しかし大統領殿、この世界は、人々、愛情、制度、信仰、文化、伝統、理想、そしてロボットでも機械でもない人間と価値観によって成っているのです。彼らには魂と心があるのです。ルシファーは「我は仕えず」と言い、神に反逆しましたが、人類はその神からの力を引き出す、霊的な絆によって結ばれているのです。

多くの人々は(ご存じのように)、この善と悪との衝突への言及、そして「黙示録的な」ニュアンスの使用に怒りを感じています。彼らにとって、これは精神をいらだたせ、分裂を際立たせるものだというのです。敵が邪魔されないうちに征服しようとしている要塞に到達したところを発見されれば、怒るのは当然のことでしょう。しかし驚くべきことは、警報を鳴らす者が1人もいないことです。闇の政府の計画を非難する人々に対する反応はめちゃくちゃで支離滅裂ですが、これは無理もないことでしょう。共謀する主流メディアが、苦労せず、気づかれもせずに新世界秩序への移行を行うことに成功した途端、あらゆるタイプの欺瞞、スキャンダル、犯罪が明るみに出てきています。

数ヶ月前まで、これらの恐ろしい計画を告発した人間は、単純に「陰謀論者」として中傷されました。しかし今では、これらの計画が細部まで実行されています。今年の2月までは、すべての都市部で市民が、街を歩きたい、呼吸したい、ビジネスを続けたい、日曜日に教会に行きたいというだけの理由で逮捕されるとは誰も思ってもみませんでした。しかし今では、これが世界中で起こっています。古代のモニュメント、教会、魅力的な都市、特徴的な村がある小さな魅惑的な国と多くのアメリカ人が考える絵葉書のようなイタリアでもです。そして、政治家達はペルシャ総督のような法令を発布しながら、自分たちの御殿の中でバリケードを築いています。その間に、ビジネスは倒産し、店は閉店し、人々の生活、旅行、仕事、そして祈りが妨げられています。絶望した起業家、また、友人やクラスメートから隔離され、自宅で1人コンピュータの前に座ってクラスに出ることを余儀なくされた子供たちの自殺をはじめ、この操作による惨憺たる心理的影響がすでに見られます。

聖書の中で、聖パウロは私たちに、不法の秘密の力の現れを「阻止している者」カテコン(テサロニケ人への第二の手紙2章6~7節)について語っています。宗教の分野では、この悪を妨害する者は教会、特に教皇庁であり、政治の分野では、新世界秩序の確立を阻止する人々です。

今や明らかなように、ペテロの椅子を占める者(*1)がまさに最初から彼の役割を裏切り、グローバリストのイデオロギーを擁護し促進せんがために、その地位から彼を選んだ闇の教会のアジェンダを支持しています。

大統領殿、あなたは国を、神の下にある一つの国を、今日否定され争われている譲歩できない基本的自由を、そして価値観を守りたいと明確に述べられました。親愛なる大統領殿、あなたこそが、闇の政府や闇の子らの最後の攻撃を「阻止している者」です。

このため、すべての善良な人々が、差し迫った選挙の画期的な重要性を確信する必要がありす。あれやこれやの政治的プログラムのためではありません。この特殊な歴史的背景において闇の政府がロックダウンを利用して消滅させようと望むこの私たちの世界を最も良く体現するあなたの行動を、全面的に奨励するためです。あなたの敵は私たちの敵でもあります。それは人類の敵であり、「初めから人殺し」(ヨハネによる福音書8章44節)である者です。

あなたの周囲には、あなたを世界の独裁政権に対する最後の要塞と見なす人々が信仰と勇気を持って集まっています。他の選択肢は、スキャンダルと汚職で酷評され、闇の政府によって操られている人間に投票することです。彼は、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオが教会に対して行っていること、イタリアのコンテ首相、フランスのマクロン大統領、スペインのサンチェス首相などが自国に対して行っていることを米国に対して行うことでしょう。弱みを握られやすいジョー・バイデンの性質が、バチカンの「魔法の輪」の高位聖職者のそれと同様に無節操に利用され、国内政治と国際バランスのいずれにも違法の権力が干渉することを許すでしょう。ジョー・バイデンを操る者たちはすでにバイデンよりも悪い人間を用意しており、機会があればすぐに彼と交代させるであろうことは明らかです。

このような暗澹たる状況のさなか、この「見えない敵」の進出を明らかに止めることが不可能な状況においても、一縷の希望があります。敵は愛する方法を知らず、庶民を征服して彼らに牛のような扱いを受け入れさせるのに、ベーシックインカムを保証したり、住宅ローンを帳消しにしたりするだけでは不十分であることがわかっていません。憎しみと暴君的力の乱用に長い間耐えてきた庶民たちは、自分たちに魂があることを再発見しています。彼らは、自由と引き換えに自らのアイデンティティの均一化と消滅を受け入れることはできないことを理解してきています。庶民たちは、家族および社会のつながりの価値、正直な人々を結びつける信仰と文化の絆の価値を理解し始めています。このグレートリセットは失敗する運命にあります。なぜなら、これを計画した者たちは、自分たちの権利を守り、愛する人を守り、子供や孫に未来を与えるために戦うことをいとわない人々がまだいることをわかっていないからです。グローバリストの全般的に非人道的なプロジェクトは、光の子たちの堅固で勇敢な反対に直面して惨めに打ち砕かれるでしょう。敵の背後にはサタンがいますが、彼は憎むことしか知りません。しかし、私たちには、全能の主、戦いのために隊列を組んだ万軍の神、そして古代の蛇の頭を砕く最も聖なる聖母がいます。「もし神が私たちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。」(ローマ人への手紙8章31節)。

大統領殿、この重大な時に、アメリカ合衆国がグローバリズムの擁護者によって宣戦布告された戦いに対する防御壁と見なされていることはよくご存じでしょう。「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる」(ピリピ人への手紙4章13節)という使徒パウロの言葉に力を得て、主に信頼を置いてください。神の摂理の道具となることは大きな責任です。あなたを祈りでサポートしている多くの人々が熱心な懇願をささげています。必要とするすべての恵みは確かにあなたのものです。

この天国の希望、そしてあなたとファーストレディ、またあなたの協力者のための、私の祈りの保証をもって、心からあなたに私の祝福を送ります。

アメリカ合衆国に天の恵みがありますように!

カルロ・マリア・ヴィガノ

ウルピアナ大司教

アメリカ合衆国へのローマ教皇大使

*1 使徒ペテロはカトリック教会において「初代ローマ教皇」とされており、したがって「ペテロの椅子を占める者」はローマ教皇のことを指している。

Catholic family news 2020年10月30日

ローマカトリック教会(以下、ローマ教会)は、第6世紀に法王権を確立させ、その後1260年にわたって教会の権威に反対するプロテスタントを迫害した。このローマ教会の世界的権力と迫害は、1798年に致命的な傷を受ける(法王権の失墜)まで続いた。そして今、ローマ法王権は、着々とすすみつつあるグローバリストの世界的支配計画の背後にいて、その権力の回復を目指している。著作家エレン・G・ホワイトは、「各時代の大争闘」の中でローマ教会についてこう描写している。

神のみ言葉はこの差し迫った危険について警告を与えてきた。これが顧みられないならば、プロテスタントの世界は、ローマ教会の目的が実際に何であったかを知ったときには、もはや手遅れになってそのわなを逃れることができないであろう。ローマ教会は黙々としてその権力をのばしつつある。その教えは議会に、教会に、また人々の心に影響を及ぼしている。法王制は堂々たる大建造物を築き上げているが、その奥まった部屋では昔の迫害がくり返されるであろう。自分が手を下す時が来たら自分自身の目的を推し進めるために、教会は、ひそかにそして怪しまれないように、勢力をのばしつつある。この教会が何よりも望むものは、有利な立場である。そして、それはすでに教会に与えられつつある。我々はローマ教会の真の目的が何であるかを間もなく見、かつ感じるであろう。神のみ言葉を信じ、それに従う者は誰でも、そのことによって非難と迫害を受けるであろう。

各時代の大争闘 下 p340(福音社)

大司教の公開書簡が米国民、特にカトリック教徒の投票にどれだけの影響を与えたのかはさだかではない。しかし、1つだけ言えるのは、次期大統領が正式にジョー・バイデンに決まれば、プロテスタントの国アメリカ合衆国はローマ教会の支配下に完全に陥るであろうということだ。ローマ教会が1798年に受けた致命的な傷は、以下の黙示録の言葉にあるように、ほぼ完全に治りつつあるのである。

その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従(った)

ヨハネの黙示録13章3節

Catholic Family News, Wikipedia

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宗教

新世界秩序に向けて バチカンの2大イベントが2020年秋に延期

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バチカンは3日、今年5月14日に予定していた「教育に関するグローバルコンパクト」を同年10月に延期したと発表した。延期の理由は、「コロナウイルスの蔓延に関連する不確実性」であり、また「可能な限り広く穏やかな参加を可能にする」ためである。

フランシスコ法王はこの教育協定を、「革命でなければならず」、「分裂と対立」を克服することを目的とした「教育ビレッジ」の再建であるとし、これまでは5月10日〜17日に一連の無料イベントの開催を予定していた。 このイベントは10月11日〜18日に延期され、10月15日に協定の署名が行われる模様だ。これには、学術、経済、政治、文化等の様々な分野の宗教、国際機関、人道機関の代表者が集まることになっている。

コロナウイルスの影響で延期となったバチカンのイベントは、これだけではない。今年3月26日〜28日に予定していた「フランシスコの経済」会議も同じ理由で11月21日に延期された。115か国から2,000人の若い起業家と経済学者が参加する予定のこのイベントは、「地球規模の変化」に対する「共通の契約」を作成し、「明日の経済に魂を与える」ことを目的としており、さまざまな信条や国籍の人々が参加することになっている。

バチカンによれば、これらのイベントはいずれも、法王の世界や文化に対するビジョンを反映し、宗教に関係なく、友愛と包括の「新しいヒューマニズム」を促進することを目的とするとしている。 しかし、これにより、宗教的な無関心とシンクレティズムが促進され、イエス・キリストの真理と唯一性に反することになるとの批判が内外から出ているのも事実である(記事:ローマ法王「2020年5月14日にローマで 新世界秩序の教育システム」 参照)。

法王は代わりに5月14日を「異宗教間の祈りの日」にすると宣言した。そして「透明で公平な方法で科学的能力を結集し、ワクチンと治療法を見つけて、世界中のあらゆる場所におけるすべての感染者が必要な医療措置を受けることを可能にする」ために、すべての宗派に属する人々に対し、その日を祈りと断食の日とするように呼び掛けた。

3月11日にも、法王は聖母マリアに祈りをささげ、ローマ教区の祈りの日とコロナウイルスの緊急事態のための断食に言及したビデオメッセージを送った。このビデオは、ローマ近郊の聖母マリア聖域で教区の牧師アンジェロデドナティス枢機卿によって祝われたミサの冒頭で放送された。

聖母マリアに祈りをささげるローマ法王

このように、ローマカトリック教会では、代々の聖人に祈りをささげる習慣がある。例えば、この5月14日は、ローマカトリック教会の聖人コロナの日でもある。聖人コロナとは、パンデミックの守護聖人の一人であるとされ、2世紀にローマの占領下のシリアに住んでいたと考えられており、 ローマ皇帝マルクスアウレリウスによるクリスチャンの迫害中にクリスチャンの信仰告白をして殉教した15歳の少女だった。カトリック教会が正式に発表したわけではないが、この聖人コロナの日が「コロナウイルスのワクチンと治療法のために祈りをささげる日」として宣言されたのは決して偶然ではないはずだ。

聖人コロナ

しかし、聖書に基づくキリスト教では、人が神に直接祈る必要があることを強調し、神以外のものを神とすること、そして、刻んだ像を作って拝むことを禁止している。

あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。
あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。

出エジプト記20章3~5節

この点において、ローマカトリック教会は異なる。この教会は幾世紀にわたって聖画像や聖遺物崇拝を取り入れ、偶像礼拝制度を確立させてきた。そして法王自らは、神の代理人であるとして「主なる神、法王」と呼ばれ、神の称号そのもの、また世界各地の司教と牧師に対する至上権が与えられており、信者は法王を「聖なる父」と呼び、罪の許しを請うのである。

したがって、ローマカトリック教会は、聖書に記されている天地創造の神以外に、人間を神として拝む教会である。そうでなければ、世界中のあらゆる宗教を一堂に集めて、皆で祈ろうなどと呼びかけることはできなかっただろう。聖書によれば、天地創造の神以外の神を拝むことは固く禁じられているからだ。

近年、ローマ法王は潜在的な世界のリーダーとして注目され始めている。2015年9月のアメリカ合衆国議会での演説、2017年3月の欧州連合(EU)との会合など、政治的な活動も顕著であり、世界のリーダー、つまり徐々にではあるが明らかになりつつある新世界秩序のリーダーとして認識されつつあるようだ。今後、さらにその影響力が高まれば、法王はローマカトリック教会の頭、バチカンの統治者のみにとどまらず、世界の国々に対してもその至上権を持つようになるかもしれない。

2015年春のスミソニアン誌で「史上最も重要なアメリカ人100人」の1人に選ばれた宗教家かつ著作家のエレン・G・ホワイトは、その著書「各時代の大争闘」に現代のローマ(カトリック)教会について次のように記している。

ローマ教会は黙々としてその勢力をのばしつつある。その教えは議会に、教会に、また人々の心に影響を及ぼしている。法王制は堂々たる大建造物を築き上げているが、その奥まった部屋では昔の迫害が繰り返されるである。自分が手を下す時が来たら自分自身の目的を推し進めるために、教会は、ひそかに、そしてあやしまれないように、勢力をのばしつつある。この教会が何よりも望むものは、有利な立場である。そしてこれはすでに教会に与えられつつある。我々はローマ教会の真の目的が何であるかをまもなく見、かつ感じるであろう。

エレン・G・ホワイト 「各時代の大争闘」下巻 p.347

エレン・ホワイトがここで言及している迫害とは、中世の時代にローマ教会が自身の教義に反する信仰を告白した、いわゆるプロテスタントのクリスチャン達に対して行った迫害のことである。
自らを神と等しい者として宣言し、かつ世界中のカトリック信者から神として崇められているローマ法王が新世界秩序のリーダーとして立つとき、信仰の自由、そして良心の自由は守られるのか?今後の動向に注目したい。

《参考文献》National Catholic Register, Catholic Focus, Vatican News, 各時代の大争闘, Crisis Magazine

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