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政治

サンライズ運動高まる 若者が大規模なデモとストライキ

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image credit: Sunrise Movement Twitter

現在アメリカ国内では、気候変動に対する政治的対応が若者の間での大きな不安となっている。これからの未来を担うはずの彼らにとって、住むことのできないような地球環境を遺産として残されるのは、我慢ならないのだ。そのような彼らの不安に対しても、地球温暖化はデマだとする政治家たちの反応は冷たい――彼ら若者が始めたのは、非協力的な政治家たちを動かすための運動であった。その大きなものの一つが、「サンライズ運動(Sunrise Movement)」だ。

同運動のホームページでは、「サンライズとは気候変動を食い止め、その過程で幾万もの雇用を生み出すことを目的とする運動」であると説明している。今年3月15日には、ウィリアムアンドメアリー大学の学生たちがストライキを実施し、授業に出ずにデモに参加した。このストライキは同大学内だけにとどまらず、「U.S. Youth Climate Strike(全国学生気候変動ストライキ)」としてほぼ米国内で全国的に行われ、参加者の数はおよそ100万人に至ると見られている。

今年2月には、共和党のマコンエル議員のオフィス前で激しいデモを行っていた学生たちが逮捕される事態も発生した。マコンエル議員は民主党側のグリーンニューディール法案を支持しない立場を取っていたため、活動家たちは野外でキャンプし、オフィス前で面会を要求していた。サンライズ運動の創設者の一人であるヴァーシニ・プラカシュ氏は逮捕の際、「我々が求めているのは、住める未来を持つチャンスだけだ」とこの運動の目的を主張した。

今年3月26日には、民主党のグリーンニューディール法案が賛成票0の否決となった。これはサンライズ運動に参加している若者たちにとっては大きなショックだったかもしれない。 しかしながら、現在共和党議員のガエツ氏がグリーンニューディール法案をもじって「グリーンリアルディール」と名付けられた法案を提出したことも現在大いに話題となっている。同氏はグリーンニューディールの内容を非現実的と指摘し、クリーンエネルギー技術の研究開発等に集中することで、より現実的な方法で環境問題の解決にあたることを目標として掲げる。しかしグリーンニューディールを提出した張本人であるアレキサンドリア・オカジオ=コルテス議員は、このパロディー法案に対し「ただただ弱々しくて時代遅れ」と発言、「もう解決策ならたくさん十分に調査した。これ以上調査しても私達の子供たちを救うことにはならない」と指摘した。

《参考文献》Flat Hat News, Earther, Newsweek

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9月20日(金)「史上最大のストライキ」始まる

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9月20日(金)、世界でいちはやく金曜日の朝を迎えたアジア、オーストラリアを皮切りに、グローバル気候ストライキが世界各地で行われた。若き気候活動家グレタ・トゥンベリ氏の呼び掛けによる9月20日~27日の気候活動ウィークの始まりである。

グレタ・トゥンベリ氏は20日早朝、フェイスブックのメッセージを通して、20日を最初に迎える太平洋の国々にエールを送った。
「もうすぐ2019年9月20日金曜日の日が昇ります。オーストラリア、フィリピン、日本、そして全ての太平洋の島の国々へ、グッドラック。あなたたちが最初です!先導してください!ストライキおめでとう!」

グローバル気候ストライキは、163か国で400万人を動員する、史上最大のストライキとなった。参加したのは小学生から大学生までの子供、若者が中心だが、労働組合や、アマゾン、マイクロソフト、グーグル等、参加する社員に有給休暇を与えるなどして従業員にストライキの参加を促した企業も少なくない。トゥンベリ氏の呼びかけ通り、あらゆる世代を超えた人々で構成されるデモ行進が、各国の大都市を埋め尽くした。

日本国内でも20以上の都道府県で行われ、東京では約2800人が参加した。この数字は、オーストラリアの40万人、ドイツの140万人、ロンドンの10万人に比べれば小さいものだ。しかし、9月11日に環境相として初入閣したばかりの小泉進次郎氏は、21日夕、国連の気候行動サミットに出席するために成田空港を出発、22日には気候変動に関する複数の会合に出席した。これが官僚としての外交デビューとなる小泉環境相は、国連本部の会合で「日本はこれまで主導的な役割を果たしてこなかったが、今日からは違う。環境分野において日本の存在感をアピールしていきたい」と述べた。

《参考文献》HUFFPOST, JIJI.COM, The Guardian, 産経ニュース, Greta Thunberg facebook
《Top image credit: TIME

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宗教

ローマ法王「2020年5月14日にローマで」 新世界秩序の教育システム

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9月12日(木)、ローマ法王はバチカンによる「若者を再教育するための世界協定についての案」を発表した。発表に際して法王は、自身が2015年に発表した回勅「ラウダート・シ(邦訳副題:わたしたちの家を大切に)」に言及した。このラウダート・シの237条には、環境保護のために、特に日曜日を安息日として休むことが提唱されている。

今回の発表において、ローマ法王は「一人の子供を育てるには、村全体の協力が必要だ」というアフリカのことわざを例えに出して言った。「これは新たな団結、新たなヒューマニズムである。変化を起こしたければ、まずそのために教育しなければならない。村(=世界)全体が一丸となって、村(=世界)の子供たちを教育する必要がある。」

そして法王は、対象を”all people of the world, dialogue among religions”(邦訳「世界の全ての人々、宗教間の対話」)とした。これは聖書のヨハネの黙示録13章7節の「すべての部族、民族、国語、国民」を彷彿とさせる言葉である。また、この世界的な教育同盟をプロモートするため、経済、教育、スポーツ、政治、科学等、ありとあらゆる分野のリーダーたちに、来年5月14日にローマで行われる会合に出席するように呼び掛けている。

そして全ての人々に対し、自分たちのリーダーにローマへ行くように促してほしい、と法王は訴えた。バチカンが発表した記事には、会合への招集対象が”international organizations”(邦訳「国際的な組織」)と”great ones of the earth”(邦訳「地上の権力者」)とされている。この”great ones of the earth”は、ヨハネの黙示録18章23節の”the great men of the earth”(邦訳「(バビロンの商人である)地上で勢力を張る者」(口語訳))にとても良く似た表現であることは否めない。

法王は最後にこう宣言し、呼び掛けた。「わたしたちは未来の世代を教育します。これを撤回することはありません。この同盟に献身するように皆さん一人一人を招いています。会合は2020年5月14日にローマで開催します。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。私はすでに歓迎し、そして祝福しています。」

これは世界のリーダーへの、非常に直接的なアピールである。法王は、皆で集まって話し合おうと言っているが、皆が到着したときにはすでに同盟の契約書面は出来上がっているだろう。アジェンダ、場所、そして日時を設定する者が、その会合をリードする者であることは明白である。

米国でユーチューブチャンネル「マザーミリアムライブ」を開設しているカトリックのシスター、マザーミリアムは、今回の発表を受けて次のようにコメントした。

「新たなヒューマニズムというものはありません。これは社会主義の独裁者の言うことと同じです。法王が提唱する世界教育同盟は、親から子供たちを奪い、モラルを低下させ、クリスチャンの教えを一掃する悪魔的なものです。法王を批判してはいけないという人もいると思いますが、私は法王が悪魔的だと言っているのではありません。彼の言うことが悪魔的だと言っているのです。法王は、キリストについて一言も触れていない、これはキリストの教えではありません。私たちの家は地球ではなく天国です。私たちは目を覚ます必要があります。そうしなければ、私たちは子供たち、そして私たち自身の命を失うことになるでしょう。」

カトリックの敬虔なシスターでさえ警戒するこの法王の呼びかけに、プロテスタント教会や教育界のリーダーたちはどう反応するのか?

《参考文献》NOW THE END BEGINS, Doug Batchelor facebook, Mother Miriam Live
《Top image credit: NOW THE END BEGINS

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グレタ・トゥンベリ氏、ホワイトハウス前でデモ

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9月13日、16才の環境活動家グレタ・トゥンベリ氏はアメリカの学生たちとともに米国ワシントンDCのホワイトハウスの前でデモ行進を行った。

「ヘイヘイ、ホーホー、気候変動をストップせよ!」
「私たちの家が燃えている!」
「私たちの要求は?」「気候対策だ!」
「それはいつ?」「今だ!」
などの掛け声に、彼女は他の学生たちと唱和した。デモの最後に、彼女はメガホンを持ってデモに参加した学生たちに語りかけた(動画参照)。
「皆さん一人一人に信じられないぐらい感謝しています。ここに来た皆さんをとても誇りに思います。これほどたくさんの人が集まるとは、誰も予想していませんでした。私は後ろの方にいて何も見えなかったので、(今)とても圧倒されています。とにかく、あきらめないで!私たちは続けていきます。来週、9月20日にまた会いましょう!(歓声)」

9月20日は、環境対策を求める世界的なストライキが予定されている日である。この日には、若者だけでなく、大人たちも職場を離れて、具体的な気候変動対策を政府に求めるように呼び掛けられている。

日本でも、Fridays For Future Tokyoが、この日行われるグローバル気候マーチへの参加を呼び掛けている。このストライキの目的は、9月23日の国連気候サミットへ市民の声を届けることだ。参加対象は老若男女あらゆる世代に及び、気候対策を求めるムーブメントアース・ストライキ とも連帯して過去最大級のストライキになる見通しである。

サミット前日、トゥンベリ氏は民主党によって国会議事堂に招かれ、下院の外交小委員会と特別委員会の前で証言することになっている。そして23日、彼女は自身の渡米の最大の目的である国連気候サミットでスピーチを行う予定だ。今週「デモクラシーナウ」という米テレビ番組に出演した彼女はこう言った。「私たちはシステムを崩壊させるために、ストライキを行っています。」

20日と同様、27日にもグローバル気候マーチの開催が予定されている。彼女を支持する世界中の老若男女から、勝利の歓声が上がるのはいつになるのだろうか?今後の展開が注目される。

《参考文献》気候ネットワーク, Global Climate Strike, The INDEPENDENT, グローバル気候マーチ, Fridays For Future Tokyo
《Top image credit: npr

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